更新日:2026年9月13日
本記事は、メーカー公式発表と製品ページを2026年9月13日に確認して再構成しています。価格・在庫・サービス内容は変動するため、購入前に販売店とメーカー公式サイトをご確認ください。
ソニーとTVS REGZA(レグザ)のブルーレイディスクレコーダーが終了すると知り、「今のうちに買っておくべきか」「手持ちの機械は使えなくなるのか」と不安になっている人も多いでしょう。
先に結論を言うと、ソニーは2026年2月以降、BDレコーダー全モデルの出荷を順次終了し、後継機を発売しません。TVS REGZAの4Kレグザブルーレイも生産終了です。
ただし、「在庫限り」という言葉から想像するような通常価格の新品購入は、すでに難しくなっています。執筆時点では、販売店の完売表示や、価格比較サイトでの大幅な価格上昇が確認できます。終了モデルをプレミア価格で急いで買うより、録画を「ディスクに保存したいのか」「見逃しを一時的に見たいのか」で、現行レコーダー、テレビの外付けHDD、配信サービスを選び直す方が現実的です。

2026年9月時点で何が終了したのか
ソニーとTVS REGZAでは、本体の供給終了とスマートフォン連携サービスの終了が別々に発表されています。終了日と対象を混同しないことが重要です。
- ソニー:2026年2月9日に、BDレコーダー全モデルを2026年2月以降順次出荷終了と発表。後継機はありません。
- TVS REGZA:4Kレグザブルーレイ「DBR-4KZ600/4KZ400/4KZ200」は公式商品ページで生産終了と表示されています。
- ソニー:スマートフォンアプリ「Video & TV SideView」は2027年3月30日に終了予定です。
- TVS REGZA:「スマホdeレグザ」も2027年3月30日に終了予定です。
- パナソニック:2026年冬モデルの4Kチューナー内蔵ディーガ「DMR-4T405/4T305/4T205」を展開しています。
- シャープ:2026年5月発行の公式カタログに、AQUOS 4Kレコーダーなどを掲載しています。
「本体の生産・出荷が終わること」と「購入済みの機器がその日に使えなくなること」は別です。終了日は機種やサービスごとに異なります。
「出荷終了」「生産終了」「サービス終了」はどう違う?
「出荷終了」はメーカーから販売店などへの出荷を終えること、「生産終了」は工場での製造を終えることです。どちらも流通在庫がなくなれば新品購入が難しくなります。「サービス終了」はアプリやサーバー経由の機能を終えることで、機器全体が停止するとは限りません。
| 表現 | 意味 | 読者への影響 |
|---|---|---|
| 出荷終了 | メーカーから販売店などへの出荷を終える | 店頭・通販の在庫が減る |
| 生産終了 | 工場での製造を終える | 流通在庫がなくなれば新品購入不可 |
| サービス終了 | アプリやサーバー経由の機能を終える | 対象機器の一部機能が使えなくなる |
販売店が「在庫限り」と表示していても、メーカーが通常価格で安定供給しているという意味ではありません。少数の流通在庫や、販売店が確保した在庫が中心になれば、価格と保証条件が不安定になります。
新品を適正価格で買うのは、事実上難しい
価格比較サイトでは、ソニーの4TBモデル「BDZ-FBT4200」に20万円を超える掲載例があり、TVS REGZAの6TBモデル「DBR-4KZ600」には40万円台の掲載例があります。別の販売店ではBDZ-ZW1900が完売、BDZ-FBT4200も限定数終了と表示されていました。これは市場全体の平均価格ではなく、確認日に表示された販売情報の一例です。それでも、終了前の一般的な販売価格を基準に考えれば、新品を適正価格で普通に買える状況とは言いにくいでしょう。
- メーカー希望価格や過去の実売価格と比べて割高になっている
- 販売元が正規店か、保証の窓口がどこか分かりにくい
- 長期保管在庫では、HDDや光学ドライブの状態を確認しにくい
- スマホアプリ終了後の利便性低下を織り込めていない
- 故障時に同じ機種へ買い替えることができない
「新品であること」だけでは、終了モデルの購入リスクは消えません。価格、販売元、保証、返品条件、修理受付の有無を確認できない商品は避けるべきです。
ソニーの終了内容と、既存ユーザーへの影響
ソニーは2026年2月9日、ブルーレイディスクレコーダー全モデルを2026年2月以降順次出荷終了すると発表しました。対象には、2024年発売の「BDZ-ZW1900」、2023年発売の「BDZ-FBT4200/FBT2200/FBW2200」などが含まれます。後継機種はありません。
出荷終了後も、レコーダー本体が直ちに停止するわけではありません。アンテナ受信、録画、録画番組の再生、機種が対応するBD・DVDへのダビングなど、本体内で完結する機能は、故障しない限り使い続けられます。

「Video & TV SideView」は2027年3月30日が利用最終日です。ソニーの案内では、対応製品において、スマートフォンからの録画予約、外出先からの視聴、家じゅうどこでも視聴、ワイヤレスおでかけ転送などが終了対象になります。スマートフォンへ転送済みのコンテンツも、サービス終了後は再生できなくなると案内されています。
つまり、アプリ終了とレコーダー本体の録画機能終了を混同しないことがポイントです。外出先視聴を使っている人ほど影響は大きくなりますが、テレビ放送を本体で録画する機能まで一律に失われるわけではありません。
レグザの終了内容と、タイムシフト利用者への影響
TVS REGZAの公式商品ページでは、4Kレグザブルーレイ「DBR-4KZ600/4KZ400/4KZ200」が生産終了と案内されています。
タイムシフトマシンは、設定したチャンネルの番組を一定期間自動的に録画し、放送後にさかのぼって見るための機能です。保存期間を無期限にする機能ではありません。HDDの空き容量が少なくなると、古い番組から自動的に削除されます。
レグザの「スマホdeレグザ」は2027年3月30日に終了予定です。TVS REGZAの案内では、対象機種でアプリやブラウザーから利用していた「放送中番組を見る」「録画番組を見る」「番組を持ち出す」など、すべての機能が使えなくなります。スマートフォンへ転送済みの録画番組も視聴できなくなるとされています。
なぜ「終了モデルを今買う」判断が危ういのか
ソニーのおまかせ録画やレグザのタイムシフトマシンには、その機種でしか得られない操作性があります。しかし、購入判断では「好きな機能」と「これからの維持しやすさ」を分けて考える必要があります。
価格は機能の価値ではなく、希少性で上がる
終了後に価格が上がっても、それは録画性能が向上したからではありません。価格比較サイトの表示価格は、メーカーの基準価格や平均的な実売価格とは別物です。
HDDと光学ドライブは消耗部品
レコーダーはHDDやBD・DVDドライブを使う機械です。未使用品でも保管期間や輸送状態を購入前に完全には把握できません。終了モデルでは、故障後の同型機への買い替えも難しくなります。
録画番組の移行は簡単ではない
HDDに録画した番組は、著作権保護や機器間の互換性によって自由にコピーできるとは限りません。買い替え前に、ダビング、引っ越し機能、SeeQVault対応の有無などを機種ごとに確認する必要があります。
現行モデルを選ぶなら、パナソニックとシャープをどう見るか
現行モデルを選ぶ際は、メーカーの継続を予測するのではなく、現在買えること、必要な機能があること、サポート条件を確認できることを基準にします。
パナソニック:4K放送を録画して保存したい人向けの現行候補
パナソニックは、2026年冬モデルとして4Kチューナー内蔵ディーガ「DMR-4T405/4T305/4T205」を展開しています。DMR-4T405はHDD容量4TBで、ハイビジョン放送は最大3番組、4K衛星放送は最大2番組の同時録画に対応します。
注意したいのは、4K放送の同時録画数と、地上・BS・CSの同時録画数は同じではないことです。購入時は「何番組同時録画できるか」だけでなく、録りたい放送の組み合わせを確認してください。
シャープ:現行カタログはあるが、将来継続までは断定しない
シャープは2026年5月発行の公式カタログで、4Kチューナー内蔵モデル「4B-C40GT3/4B-C20GT3」などを案内しています。4K放送を含む同時録画、4K長時間録画、ドラマ・アニメの1クール自動録画、AQUOS連携などが掲載されています。
ただし、カタログ掲載と将来にわたる生産・販売の継続は同じではありません。購入時点の販売状況、修理・部品、ソフトウェア更新、スマホ連携の対象機種を確認してください。
録画の目的別に選ぶ4つの方法
1. 4K放送や番組をBDに残したい
4K放送や地上波の番組をあとから何度も見返したい人は、現行の4Kチューナー内蔵レコーダーが基本候補です。4K衛星放送の録画可否、同時録画条件、HDD容量、録画モード、BDへのダビング可否を確認してください。
「録画できる」と「4K画質のままディスクへ保存できる」は同じではありません。放送、録画モード、ダビング先のディスク規格まで確認しましょう。
2. 見逃した番組を数日間さかのぼって見たい
全自動録画やタイムシフト系の機能が向いています。ただし自動録画はHDD容量を使い、古い番組を自動削除します。永久保存の代わりではありません。残したい番組が決まった時点で、通常録画やダビングへ移す運用が必要です。
3. テレビ番組を一時的に録画できればよい
テレビの外付けHDD録画は、機器を増やさず予約録画を始めやすい方法です。ただし、録画番組はそのテレビや対応機器に利用範囲が制限されることがあります。テレビを買い替えた後も録画を見られるとは限りません。
4. 放送を録画せず、配信で見る
見逃し配信や動画配信サービスを中心に利用する人は、レコーダーを買わない選択もできます。ただし、配信作品は公開期間、配信権、契約内容によって見られなくなる場合があります。作品を永久保存する仕組みではありません。
読者別の判断:買う・見送る・中古を探す
ソニーやレグザの新品を探している人:価格が極端に高い、販売元や保証が明確でない、返品条件が分からない場合は見送るのが無難です。現行モデルから必要な録画機能を選ぶ方が、購入後の維持はしやすくなります。
すでにソニーやレグザを使っている人:本体が正常なら、すぐに買い替える必要はありません。スマホアプリで使っている機能を洗い出し、アプリ終了後も必要な機能を本体やテレビのリモコンで代替できるか確認してください。
特定の操作性やタイムシフトが必要な人:終了モデルを探すなら、販売元、保証期間、返品条件、製造時期、修理受付、アプリ終了後に残る機能を確認してください。中古品はHDDの使用時間、BDドライブ、リモコン、付属品、録画・ダビングの動作を確認できる販売店を選びましょう。
購入前に確認するチェックリスト
- 録画したい放送が地上波・BS/CS・4K衛星放送のどれか分かっている
- 同時録画したい番組数と放送の組み合わせを確認した
- 録画を一時保存するのか、BDへ長期保存するのか決めた
- 終了モデルの場合、プレミア価格ではないか確認した
- 販売元、メーカー保証、販売店保証、返品条件を確認した
- スマホアプリ終了後に使えなくなる機能を確認した
- 録画番組を移行する場合、対応メディアやダビング条件を確認した
- テレビの外付けHDDで代替できる範囲と、できない範囲を理解した
よくある質問
ソニーやレグザのレコーダーは、終了日から録画できなくなりますか?
いいえ。出荷終了や生産終了は、製品の製造・供給が終わるという意味です。レコーダー本体が正常であれば、対応する録画・再生機能は引き続き使えます。ただし、アプリやネットワークサービスは別の日程で終了する場合があります。
Video & TV SideView終了後も、本体リモコンで操作できますか?
本体のリモコン操作まで一律に終了するという発表ではありません。終了するのは、ソニーが案内するアプリの機能です。機種ごとの本体機能やテレビとの接続方法は、取扱説明書とサポート情報で確認してください。
スマホdeレグザ終了後もタイムシフトマシンは使えますか?
TVS REGZAの案内は「スマホdeレグザ」のサービスとアプリの終了です。タイムシフトマシン本体の録画機能まで同時に終了すると案内されたものではありません。ただし、自動削除の保存仕様は変わらないため、残したい番組は別途保存してください。
パナソニックのディーガを買えば、録画番組をそのまま移せますか?
必ず移せるとは限りません。移行はレコーダーの機種、録画方式、ダビング先、著作権保護によって条件が変わります。買い替え前に、移行元と移行先の公式対応表を確認してください。
BDレコーダーはもう必要ありませんか?
必要性は視聴スタイルで変わります。見て消すだけならテレビの外付けHDDや配信で足りる人もいます。一方、4K放送を録画して残す、複数番組を同時録画する、ディスクで長期保存する人には、現行BDレコーダーの価値があります。
まとめ:終了モデルを高値で買うより、録画の目的を組み替える
ソニーはBDレコーダー全モデルの出荷終了と、後継機を発売しないことを発表しました。TVS REGZAの4Kレグザブルーレイも生産終了です。さらに、ソニーのVideo & TV SideViewと、レグザのスマホdeレグザは、いずれも2027年3月30日に終了予定です。
「在庫限り」という言葉は、適正価格の新品が確保できることを意味しません。2026年9月時点では、終了モデルの新品は完売や高値掲載が見られ、通常の買い物としては選びにくい状態です。
今から購入するなら、4K放送を録画・保存したい人は現行の4Kチューナー内蔵レコーダー、見て消す人はテレビの外付けHDD、配信中心の人は録画機なしを検討してください。すでにソニーやレグザを使っている人は、故障していなければ急いで買い替える必要はありません。アプリ終了で失われる機能と、残る本体機能を切り分けて、必要な番組の保存方法を先に決めることが大切です。
