2026年3月、日本の放送史に残る大きな決断が下されました。BSテレビ東京やBSフジをはじめとする民放BS各局が、相次いでBS4K放送の終了とインターネット配信への完全移行を発表したのです。
「なぜ終わるのか?」「これから4K番組はどうやって見ればいいのか?」
今回は、総務省の資料や各局のプレスリリースから判明した**「2026年秋からの無料配信」の裏付け**を含め、どこよりも詳しく解説します。
1. 2027年1月、民放キー局のBS4Kの歴史に幕
2026年3月27日から4月15日にかけて、各局から「衛星基幹放送業務認定(放送免許)」の更新を行わないことが発表されました。
放送終了の具体的スケジュール
- BSテレビ東京(4K): 2027年1月23日に放送終了 (BSテレビ東京 ニュースリリース)
- BSフジ(4K): 2027年1月23日の免許期限をもって終了 (BSフジ 広報リリース)
- BS朝日(4K): 2027年1月23日の免許期限をもって終了(BS朝日 ニュースリリース)
- BS-TBS(4K): 2027年1月23日の免許期限をもって終了(BS-TBS ニュースリリース)
- BS日テレ(4K): 2027年1月23日の免許期限をもって終了(日本テレビ26年3月 定例会見より)
現行の「BS2K放送(通常のBS放送)」は各局とも継続されます。リモコンの「BS」ボタンで見る番組がなくなるわけではありません。あくまで「BS4K」ボタンで見ている高精細放送が対象です。
2. 代替手段 WOWOWオンデマンドでの4K無料配信とは?
今回の撤退ニュースと同時に、最も注目されたのが**「WOWOWオンデマンドでの4K無料配信」**です。
2026年3月19日の「6社共同発表」
BS民放5社(日テレ、朝日、TBS、テレ東、フジ)とWOWOWは、共同で以下のプレスリリースを出しています。(ニュースリリース)
「視聴者の利便性向上と4Kコンテンツの接触機会拡大のため、2026年秋よりWOWOWオンデマンドにて、民放各局の4K番組を無料配信する」
- WOWOW非加入者でも視聴可能: 有料契約なしで利用できる「専用の無料4Kエリア」が新設されます。
- TVerとの強力な連携: 4,000万ユーザーを抱える「TVer」から、WOWOWオンデマンドの4Kページへ直接誘導するリンクが設置されます。
- スマートテレビ対応: ネット対応テレビ(スマートテレビ)にWOWOWオンデマンドのアプリを入れれば、これまで通り大画面で視聴可能です。
総務省「有識者会議」での提言
この動きの背景には、2025年12月に総務省がまとめた**「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会(第40回)配付資料」**で分かりやすく説明されています。
報告書では、**「4K放送の広告収益による費用回収は事実上不可能」と断定された一方で、「制作された質の高い4Kコンテンツは、ネット配信などの多角的な方法で継続提供されるべき」**との指針が示されました。今回の無料配信移行は、この国の方針に沿った「救済策」でもあります。
3. NHKと通販チャンネルは「放送」に残る!
すべての4K放送がなくなるわけではありません。2027年以降もテレビのチューナーで映るチャンネルは以下の通りです。
| チャンネル種別 | 2027年以降の対応 | 理由 |
| NHK BSプレミアム4K | 継続 | 国策としての4K・8K推進の旗振り役 |
| ショップチャンネル4K | 継続 | 2025年に「右旋」へ移動し、視聴世帯を拡大済み |
| 4K QVC | 継続 | 同上。通販は4Kの臨場感が売上に直結するため |
特に通販2局は、2025年4月に**「通常のBSアンテナで見られる帯域(右旋)」**に移動しており、むしろ放送インフラを活用すると思われます。
4. これから買うべき「4Kテレビ」の条件
今回の激変を受け、これから4Kテレビを選ぶ基準は明確に変わりました。
- 「アプリの動作速度」を重視: 4K番組は「チャンネルを回す」のではなく「アプリで選ぶ」時代です。Google TVやFire TV搭載など、配信アプリがサクサク動くモデルを選びましょう。
- 「録画」よりも「通信環境」: 放送がなくなればレコーダーでの録画もできなくなります。その代わり、いつでも見られる「オンデマンド」を快適に使うための**安定した光回線**が必須となります。
- 4Kチューナーは「NHK専用」と割り切る: 放送でしか見られない超絶画質のNHK 8Kや、ライブ感の強いスポーツ中継を楽しむための窓口として活用しましょう。
秋のサービス開始に向け、当サイトでは**「WOWOWオンデマンドを設定ガイド」や、「配信視聴に最適なスマートテレビ情報」**を順次公開していきます!

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