【2026年開幕準備】プロ野球を見る・聴く完全ガイド:全12球団別・視聴攻略法と「料金の落とし穴」

プロ野球ファンにとって、オフシーズンは来季の視聴環境を整える重要な時期です。

かつてはテレビかラジオの二択でしたが、現在はネット配信が主流となり、選択肢が複雑化しています。

特に**「DAZNの契約縛り」「radikoの決済方法による料金差」、そして「球団ごとの権利の違い」**を理解していないと、見たい試合が見られなかったり、年間で数千円単位の損をしてしまうことになります。

本記事では、2025年シーズンの実績と2025年12月時点の最新価格に基づき、全12球団すべての視聴方法を徹底解説します。


目次

結論:迷ったら「スカパー!」か「DAZN」

個別の球団解説に入る前に、まずは全体をカバーする2つの主要サービスを押さえておきましょう。

① 【最強】遅延なし・全球団網羅「スカパー!プロ野球セット

「ストレスゼロで、全球団の試合を見たい」なら、これ一択です。

  • 月額合計:4,483円 (税込)
    • 内訳:スカパー!基本料 429円 + プロ野球セット視聴料 4,054円
  • メリット:
    • 唯一の12球団「全試合」生中継(テレビ・配信両対応)。
    • 遅延がほぼないため、SNSでの実況に最適。
  • デメリット: 料金が最も高い。アンテナまたは光回線などの受信環境が必要。

② 【注意】コスパ重視だが罠もある「DAZN(ダゾーン)

「安く見たい」人が選ぶサービスですが、契約形態と「見られない球団」に注意が必要です。

  • プランA:DAZN BASEBALL(野球専用プラン)
    • 月額:2,300円 (税込)
    • 【警告】 これは**「年間契約(月々払い)」**です。オフシーズンを含む12ヶ月間の支払いが必須で、途中解約はできません(残額の一括払いが必要になります)。
    • 年間総支払額:27,600円
  • プランB:DAZN Standard(月間プラン)
    • 月額:4,200円 (税込)
    • いつでも解約可能ですが、スカパー!とほぼ変わらない金額になります。
  • 見られる試合: 11球団(※広島カープの主催試合は配信されません)。
  • デメリット: 配信特有の遅延(30秒〜1分程度)があります。

【セ・リーグ】全6球団・詳細攻略ガイド

セ・リーグは球団ごとに放映権がバラバラです。応援するチームに合わせてサービスを選んでください。

広島東洋カープ(配信の最難関)

DAZNではホームゲームが見られません。 カープファンは専用サービスの契約が必須です。

  • 【配信(ホーム)】J SPORTSオンデマンド(野球パック)
    • 月額:1,980円 (税込)
    • U25割:990円 (税込) ※25歳以下対象
    • 必須: 広島主催全試合をライブ配信する唯一のサービスです。
  • 【配信(ビジター)】 DAZN など、対戦相手の主催サービスが必要。
  • 【テレビ】 J SPORTS 1 (BS/CS) で完全生中継。

読売ジャイアンツ(巨人)

DAZNでも見られますが、巨人ファンなら専用サービスの方がお得で高機能です。

  • 【配信】GIANTS TV
    • 月額:1,320円 (税込)
    • 巨人主催試合に加え、阪神・DeNA・広島(ビジター)戦なども視聴可能(※年度により変動あり)。2軍戦やキャンプ情報も最も充実しています。
  • 【配信】Hulu
    • 月額:1,026円 (税込)
    • 巨人主催戦のみですが、ドラマ・映画も見放題なのがメリット。
  • 【テレビ】 日テレジータス (CS)

阪神タイガース

関西ローカル色が強いですが、配信環境は整っています。

  • 【配信】虎テレ
    • 月額:660円 (税込)
    • 格安ですが、画質やアプリの操作性に少し癖があります。主催試合と一部ビジター(巨人戦など)をカバー。
  • 【配信】DAZN
    • クオリティ重視ならこちら。広島戦以外のビジターも網羅できます。
  • 【テレビ】 スカイA / GAORA (CS)

横浜DeNAベイスターズ

実は「無料」の選択肢がある球団です。

  • 【配信】ニコニコプロ野球チャンネル
    • 無料(DeNA主催試合のみ)
    • ※ただし、混雑時は**プレミアム会員(月額550円・税込)**が優先され、無料会員は視聴できなくなります。快適に見るなら課金推奨。
  • 【配信】U-NEXT
    • 映画見放題(月額2,189円)の中に、野球中継が含まれる場合があります(「Paravi野球プラン」等の統合により要確認)。
  • 【テレビ】 TBSチャンネル2 (CS)

中日ドラゴンズ

「テレビ」と「ネット」で権利が分かれているため注意が必要です。

  • 【配信】DAZN
    • 推奨: 1軍の試合をフルで見るならDAZNが基本です。
    • ※「J SPORTSオンデマンド」でも中日戦の配信がありますが、これは主に春季キャンプや2軍戦が中心で、1軍公式戦は全試合配信されないため注意してください。
  • 【テレビ】J SPORTS 2 (BS/CS)
    • テレビ放送はJ SPORTSが主催試合を完全中継します。

東京ヤクルトスワローズ

フジテレビ系列が権利を持っています。

  • 【配信】FODプレミアム
    • 月額:976円 (税込)
    • ヤクルト主催試合と、フジテレビ系のドラマ・アニメが見放題。
  • 【配信】フジテレビONEsmart
    • 月額:1,100円 (税込) 〜 ※コースによる
    • CS放送のネット同時配信サービス。
  • 【テレビ】 フジテレビONE (CS)

【パ・リーグ】全6球団・詳細攻略ガイド

パ・リーグは放映権が一括管理されているため、どの球団ファンであっても以下のサービス内容は共通です。

対象球団:

北海道日本ハムファイターズ、東北楽天ゴールデンイーグルス、埼玉西武ライオンズ、千葉ロッテマリーンズ、オリックス・バファローズ、福岡ソフトバンクホークス

この6球団のファンにとっての「最適解」は以下の通りです。

① コスパ最強・楽天ユーザーなら無料

Rakuten TV パ・リーグSpecial

  • 月額:702円 (税込)
  • 年額:5,602円 (税込)
  • 特徴: 楽天モバイル「最強プラン」契約者は無料で利用可能。パ・リーグ全試合が見放題です。画質も安定しており、遅延もDAZNより比較的少ない傾向にあります。

② ソフトバンク・ワイモバイルユーザー向け

ベースボールLIVE

  • 月額:660円 (税込)
  • 特徴: 以前はYahoo!プレミアム特典として無料でしたが、現在は有料サービス(660円)となっています。ただし、ソフトバンクやワイモバイルユーザー向けに「PayPayポイント還元」などの実質割引キャンペーンが行われることが多いです。

③ マニアックな機能重視

パーソル パ・リーグTV

  • 月額:1,595円 (税込)
  • パ・リーグ各球団FC会員価格:1,045円 (税込)
  • 特徴: 3画面同時視聴や、2012年以降のアーカイブ視聴が可能。コアなファン向けです。

ラジオで楽しむ:radikoの料金と賢い使い方

「映像は見られないけど、実況を聴きたい」という時、ラジオは最強の味方です。しかし、「住んでいる場所」によって有料・無料が変わります。

① 地元の球団を聴くなら「無料」

現在住んでいるエリアの放送局であれば、radiko(ラジコ)の無料版で聴取可能です。

② エリア外の球団を聴くなら「有料」

エリアを越えて聴く場合は「radikoプレミアム(エリアフリー)」への登録が必須です。

【重要】radikoプレミアムは「登録・決済方法」で料金が違います!

登録・決済方法月額料金 (税込)おすすめ度
Webサイトから登録
(クレカ決済など)
385円◎ 最安
アプリ内課金で登録
(App Store / Google Play)
480円△ 割高

※機能は全く同じです。必ずWebブラウザから公式サイトにアクセスして登録しましょう。年間で1,140円もの差が出ます。


2026年シーズン・サービス料金比較まとめ一覧

サービス名月額(税込)契約の縛り広島主催おすすめユーザー
スカパー!プロ野球セット4,483円なし
(加入月解約不可)
視聴可全球団ファン
SNS実況勢
DAZN
(Baseballプラン)
2,300円年契約必須
(途中解約不可)
不可広島以外ファン
コスパ重視
J SPORTSオンデマンド
(野球パック)
1,980円なし視聴可カープファン
(U25は半額)
GIANTS TV1,320円なし不可巨人ファン
虎テレ660円なし一部可阪神ファン
FODプレミアム976円なし不可ヤクルトファン
Rakuten TV702円なし不可パ・リーグファン
楽天モバイル利用者
ベースボールLIVE660円なし不可パ・リーグファン
SB/YMユーザー
radikoプレミアム
(エリアフリー)
385円
(Web決済)
なし聴取可
(地元局)
移動中も聴きたい人
地方球団ファン

まとめ

ご自身の応援する球団に合わせて、最適な環境を整えましょう。

※本記事の価格情報は2025年12月時点のものです。例年2月頃にDAZN等の価格改定やプラン変更が発表される可能性があるため、契約直前に必ず各公式サイトをご確認ください。

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この記事を書いた人

4ktv管理人|通信・映像技術エンジニア
東京在住。映像・通信インフラの最前線で30年以上にわたり技術を磨いてきた、現役のシニアエンジニアです。

昨今、放送とネット配信が融合し、視聴環境が便利になる一方で、その仕組みは非常に複雑になっています。長年この業界に身を置いてきた者として、培った知識を自分だけのものにせず、次世代や一般の視聴者の方々に分かりやすく伝え、良質なコンテンツをより良い環境で楽しんでいただきたい。そんな思いから、キャリアの集大成としての「備忘録」を兼ねて、ライフワークとして本サイトを立ち上げました。

第一級陸上無線技術士、電気通信主任技術者などの国家資格に裏打ちされた正確な情報をベースに、ラジオの感度向上のコツから、最新の4K配信、周辺機器の選び方まで、技術的な裏付けを持って丁寧に解説します。

技術の面白さを共有しつつ、皆様のデジタルライフが少しでも豊かになるお手伝いができれば幸いです。

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